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嶋じまや ちぢにくだきて 夏の海 

2021/06/19

こんにちは。管理部の小嶺です。

 

今回はSFP床パネルの梱包についてです。

SFP床パネル組立後はどうなるかと言いますと、当たり前と言えば当たり前ですがトラックに積んで現場へ納品をすることになります。

その際には現場の方々に判り易いように施工ブロック毎に分別し梱包してから配送しております。

梱包といっても施工ブロック毎の標準パネルから一番下にしてその上にハーフパネルやオーダーパネルを上手く組み合わせ、PPバンドで締めていくという簡易的な梱包です。

しかしながらアパート案件などの間崩れが多い且つ1棟辺りの施工パネル枚数が多い現場などでは細かいパネルが多いため、標準パネルを積み上げた後の細かいパネルを組み合わせて床パネル1ブロック辺りの高さが余り高くなりすぎないように調整する必要があります。

この時のオーダーパネルの組み合わせとバランスが中々悩ましく、そこそこ梱包作業に時間が掛かることもあります。

(岡田工場ではこの作業を「パズる」と呼んでいます)

このようにして下の写真のような梱包が完成します。

何気なく積んであるように見えるパネル達ですが、実は色々考えてパネルを積み上げて梱包しております。

上の方に注目して見ていただければ、判り辛いですがオーダーパネルを組み合わせているのが判ります。

また時にはこんな梱包をすることも

写真の梱包はパネルをパレットに積み上げ、PPバンドを巻いた後、ビニールを掛けたあとラップでこれでもかと厳重に巻いてあります。

何故この様に厳重な梱包をするのかというと「港から船に乗り、海を渡っていくから」になります。

荷が厳重なだけではなく船に積載するには1パレット辺りの重さや高さ、パレットの寸法や荷姿にも規定があり、検疫もあります。

そのようにして写真のパネル達は東京湾を飛び出し、離島へと運ばれていくのです。

1年に1~2回しかない港への納品ですが、その度に自分達が作った床パネルが海を渡るのは中々面白いと岡田工場内で話題になるそうです。

滅多にない海を渡る床パネルがあったので今回は梱包のお話をさせていただきました。

 

それでは次回更新まで失礼いたします。

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