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断熱材

2021/05/25

こんにちは。管理部の小嶺です。

今回は岡田工場で取り扱っている断熱材のお話です。

断熱材には大まかに分けて「無機繊維系」・「木質繊維系」・「天然素材系」・「発砲プラスチック系」といった4種類があります。

 

岡田工場では上記の内、「発砲プラスチック系」の断熱材をメインで取扱っております。

単に「発砲プラスチック系」といってもそこから更に4種類に大別できます。

今回はそのご紹介をさせていただきます。

① ビーズ法ポリスチレンフォーム

ビーズ状にしたポリスチレン樹脂を発泡させた物。(いわゆる発泡スチロールと同じ素材)

柔らかく軽量で加工しやすく、水を吸わないという特徴から、結露の防止にも役立ちます。

発砲プラスチック系断熱材の中では比較的安価ですが、熱に弱いというデメリットもあります。

岡田工場では熱伝導率0.036[W/(m・K)]以下と0.038[W/(m・K)]以下の商品を扱っております。

(ちなみに熱伝導率とは物質の熱の伝わりやすさを表す割合・量を表す単位。熱伝導率の数値が低いほど熱が伝わりにくく、断熱性能が高くなります。)

 

②押出法ポリスチレンフォーム

ビーズ法ポリスチレンフォームとほぼ同じ素材を、発泡させながら押し出して、固い板状に成形した物。

プラスチックの粒がビーズ法よりも小さく、薄くても高い断熱性を発揮します。

ビーズ法ポリスチレンフォームと同様に水に強く軽量で、加工や施工がしやすい点がメリットになります。

一方でデメリットもビーズ法ポリスチレンフォームと同様で熱に弱いことです。

こちらは熱伝導率0.028[W/(m・K)]以下の商品を扱っております。ビーズ法と比較するとかなり断熱性能が高いです。

 

③フェノールフォーム

フェノール樹脂に、発泡剤や硬化剤を加えた物。

熱を帯びると硬化する特徴があるため、非常に燃えにくく、有毒ガスが発生する心配はほとんどありません。

圧倒的に低い熱伝導率を誇り、また耐久性にも優れているので高い断熱性能を長期に渡って維持できます。

一番のデメリットは他の断熱材と比較して価格が高いことでしょうか。

前回の断熱材フルプレカット業務の話題で触れましたネオマフォーム(熱伝導率0.020[W/(m・K)])を取り扱っております。

以上が岡田工場でメインに取り扱っている断熱材の種類となります。

 

発砲プラスチック系4種の内3つを今回ご紹介いたしましたが、最後の1種類は「硬質ウレタンフォーム」となります。

現場発泡のウレタン吹付断熱ですが、弊社でも断熱工事を取り扱っております。

断熱材といっても様々な種類があり、それぞれ性能や特徴に違いがあります。

また同種の断熱材でも商品毎に熱伝導率が異なっていることもありますのでなかなか奥深いです。

 

という訳で今回は「発砲プラスチック系」断熱材の種類のお話でした。

 

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